今じゃすっかり旧スパイダーマン三部作やらオズやらのイメージが強いサム・ライミ監督ですが、僕は彼の撮る茶目っ気に溢れたホラー映画が大好きで(近年だと「スペル」とか最高でしたねー)、まさかのリメイクとなる本作も「さぞ愉快なスプラッターが見れるのだろう!」とワクワクして観に行ったわけですが……
なんじゃこれめっちゃ怖いやんけ!!!!!
オリジナルシリーズにあった、ひどいんだけどつい笑ってしまうような描写や、得体の知れないグチャグチャドロドロ感はかなり抑えられ、「SAW以降」といった趣のリアル・ハード・ゴア路線とJホラーっぽい不意打ち満載の作品になっていたのでした。
ライミファンには評価の分かれるところだろうなーと思いましたが、僕はもう「ひぃぃぃ痛い痛い痛い!!」とか「あかんて!そんなんしたらあかんて!!」とか言いながら(言ってないけど)観てたので、だいぶ楽しかったです。お話としても、オリジナルよりしっかりしてたと思いますし(脚本がディアブロ・コディだと知って納得)。
文字通りの血の雨が観たい方には全力でおすすめです。