カント

リアリティーのカントのレビュー・感想・評価

リアリティー(2012年製作の映画)
3.3
イタリアのナポリを舞台にした人生転落の滑稽劇。勘違いの狂気。

▼魚屋のルチャーノ。TV番組「ビックブラザー」に出演したい!※ビックブラザーは「テラスハウス」の様な男女の生活観察番組。出演者で人気を博した者はその後、富と名声を得られる。

ルチャーノはビックブラザーで人気者になったエンツィオに憧れ番組オーディションへ。
合格通知は来ないがナポリの町の至る所に審査員が居ると錯覚。
家族が心配する中、ルチャーノは審査員と勘違いしたホームレスへ、どんどん施しをする。
施しの評判でホームレスは列をなし、ルチャーノは魚屋を売り払い、家財道具まで全てホームレスへあげてしまう。

ビックブラザーの「生活の家」へ入りたいのに…「あの家に入る為、まだ善行を続けるべきか」…聞いた場所が悪かった。そこは神の家🏠たる教会でした💦

姪のジューシーちゃんがデブ可愛い❤

同じテーマで「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中に勘違いの狂気を描いた回が有りました。こち亀は最後、大原部長がバカモーンって言ってくれるけど…本作の狂気のラストは笑えない😓

▼私がナポリに行った時、オレンジ畑にYOKOHAMAと書かれた旗が有って、世界は狭いなぁと思ったのを思い出した。
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