オーウェン

グランド・マスターのオーウェンのレビュー・感想・評価

グランド・マスター(2013年製作の映画)
3.0
ウォン・カーウァイが功夫に手を出した。
ただし映像美の方に傾く監督なので、中身は自ずと想像がつく。
そしてまたしてもイップマンが題材に取り上げられている。

八卦掌の宗師が引退を決意し後継者争いには一番弟子の馬三が名乗りを上げる。
また宗師の娘であり奥義六十四手を受け継いだ宮若梅も名乗りを。
だが宗師が指名したのはイップマンであり、3人の関係に亀裂が入ることに。

トニー・レオンやチャン・ツィイー。チャン・チェンなどの出演者に加えて、ユエン・ウーピンが参加のアクション指導など豪華な布陣。
ただしやたらとワイヤーに加えてこれでもかのスローモーションを被せてきて、アクションの型としては堪能できなかった。

政治的主導の物語も悪い意味で功夫とは似つかない中身になってしまった。
やはりウォン・カーウァイはどの作品でも変わることはないと改めて認識。
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