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まぼろしの市街戦のkurageのレビュー・感想・評価

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)
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第一次世界大戦末期のフランスでの出来事。撤退間近のドイツ軍はとある小さな町に爆弾を仕掛けて去る。敵対するイギリス軍が来るタイミングで爆破しようという魂胆。そんなの住民たちにはたまったもんじゃない。こぞって避難する中で、精神病院にいる人たちは知らぬまま残ってしまう。
主人公はイギリス軍の通信兵。フランス語ができるからと伝書鳩を持って町の様子を探りに行かされ、精神病院へ逃げ込んでいく。そこでは、彼は王様と呼ばれ、誰もいない町は患者たちのパラダイスのようになるー。

戦争ものでファンタジー展開なのが目新しい(といっても映画は古い)。
通信兵としてはダメダメな主人公が、町では王様になり、恋をして、人々を救う。ラストに向けて急に面白さに加速がつき、目が離せない。
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