まぼろしの市街戦の作品情報・感想・評価

「まぼろしの市街戦」に投稿された感想・評価

現実と妄想の世界が主導権を取り合って、圧倒的な現実の前に妄想の世界の住人は元の世界へ戻るけれど、主人公も最後はそちら側の世界に住むことを決める、個人の勝利のような感じすごくよかった 映画全体の華やかでカーニバルみたいな雰囲気もすごく賑やかで良い
新宿 K's cinema にて復刻上映
やれ嬉しや😍💕雨の中 遠征

4Kデジタル修復版ってことで
50年前の作品とは思えない美しさ

というか…それ以前に
内容・脚本・映像そのものが50年前の作品とは思えない
まったく中弛みも退屈さも有り得ない斬新な 作品✨✨

第一次世界大戦末期
イギリス軍に追撃されたドイツ軍がフランスの小さな街から撤退するが
撤退する前にその街に大量の爆弾を仕掛けて行く
町の住民は皆 避難するが
残されて 街に出て来たのは精神病院の患者たちと動物園の動物たち

爆弾解除の為に送り込まれた伝書鳩係の兵士と
患者たちの
色とりどりの鮮やかな カーニバル

軍服に身を固め 「個人」を捨てた兵士たちと
鮮やかな優雅な衣装に身を包み
愛を語り 花を愛でストレートに世界を楽しむ患者達

この映画が 1967年
ベトナム戦争の真っ只中に作られたという事を考えると
バッキバキの反戦映画とも言えるのだけど

そんな事を抜きにして
ひたすら 美しく可愛く
目を見張るような
おとぎ話のような街並みと
極彩色の衣装と
コクリコの愛らしさ
患者達の 愛おしさ
……そんなものに酔いしれる作品

劇場で観る機会を得たことに
ただただ感謝❣️❣️❣️

*11/9 劇場鑑賞
コクリコかわいい

長い長いどんちゃん騒ぎの挙げ句に町の危機はあっさり回避されちゃうなど、観てる側の調子も狂うが、それを楽しむ感じ

ロケ地がすごい。よくこんな街並み残ってるなあ

町の精神病院の狂人たちは戦争が続く外界を拒否し、自分たちの「王国」で幸せに暮らす。町が空っぽになった間は病院の外へ繰り出していたが、そこで戦闘に出くわした彼らはその狂気に呆れ、帰っていく。そしてあのイギリス兵もまた……。正気なのはどちらか。(戦ってでも)外の世界に出ていくことは幸福をもたらすのか
ゆり

ゆりの感想・評価

5.0
ラズベリー味
熟した味
大好きな味

ハートのお部屋とハートの使い方可愛すぎ
僕のオールタイムフェバリットのひとつ
初めて劇場で観れました
感激です

この無垢な様で、深みもある、戦争やその他のバカバカしい世の中の事をこんなにホンワカとバッサリ斬ってしまうのは痛快過ぎます。本当に愛おしい映画です。大好き

王様もコクリコも他の仲間たちも愛おし過ぎる
ゆみこ

ゆみこの感想・評価

4.3
素晴らしい。この映画を観られて本当に幸せ。
復刻上映ありがとう!

まさに"まぼろし"のように儚く、そして刹那的で、そこからの帰結がとても良かった。
このような角度から訴える反戦は、直接的ではなくとも強く心に響くものがあった。

精神病棟の彼らと軍人、どちらがまともでどちらが正しいのか。
人々が異常とみなし断絶した彼らから見ればこちらのほうが変わっているのかもしれない。
人生をシンプルに捉え、本質的に考える生き方にヒントを与えられた気がする。
K's cinemaで『まぼろしの市街戦』デジタル修復版。初めて見た。
第一次大戦末期のフランス。小さな街にドイツ占領軍による爆弾が仕掛けられ、市民は逃げ出し街はからっぽになる。そこに精神病院から脱走した患者が住み込んでカーニバルが始まる。
逃避的な最後が胸を打つ悲痛なファンタジー。素晴らしかった。
すず

すずの感想・評価

3.5
復刻上映。もぬけの殻となった街に取り残された精神病棟の住人たちが街中に飛び出して、理髪師や娼婦、サーカス団長など様々な職業に成り代わって生き生きと大舞台を演じ始める。みんな窓から窓に移動するのが楽しい。
コクリコがめちゃくちゃ可愛くて、窓の外の電線を伝って想い人に会いに行く描写が素敵。
色んな反戦映画があるけど、こんな映画は初めてや。精神病患者たちが巻き起こすカーニバルを描くことで戦争の狂気を逆に浮き彫りにしとる。その着想が大胆で素晴らしい。それに、絵がとにかくシュールや。ケバケバしい色彩の衣装と軍服との対比が何とも言えん世界を醸し出しとる。
めっちゃ創るの難しい映画やのに、ちゃんと作品として着地してるわ。監督の腕前は相当のもんやな。ある意味で傑作やと思うわ。
スコットランド軍人が、爆弾が仕掛けられて市民が避難し狂人たちが精神病院を抜け出して生活を始めた街へ爆弾解除をしに行く話。

狂人たちの衣装が部隊のようで可愛い。
軍人たちの衣装も飾り付けられていて舞台の衣装のようだ。
狂人たちがやりたいことをやりたいように演じる。
侯爵、侯爵夫人、娼婦、美容師、将軍、ETC……
狂っているはずなのに
子どものようなエゴのぶつかり合いはないあまりにも平和な世界。
あまりにも平和で可愛い狂気に誰もがあっけにとられてしまうだろう。
本当に彼らが狂人なのかと疑わしい場面が挟まれる。
侯爵役の狂人がカメラの側に語り掛けてくる場面など特に好きだった。
疑っている私にあ、やっぱりそういうことなんだよな…と確信をついてくる。

全体を通して、可愛い喜劇であるが
舞台はWW1の末期の占領された街である。
花束で人が死ぬ、ブラックジョークのような残酷さがちらちらと挟まれる。
世間のほうがよっぽどつまらなそうで狂っているのだから、
自分の世界で楽しく狂っているほうがいいのだという教訓を得られる。
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