マリオン

21ジャンプストリートのマリオンのレビュー・感想・評価

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)
5.0
ジョニー・デップの出世作となったテレビドラマを、イケメンでマッチョなチャニング・テイタムとコメディで引っ張りだこのジョナ・ヒルの凸凹コンビでテンポよくかつブラックな笑いと共に繰り広げるブロマンスもの。やはりブロマンスものの映画ははずれが少ないと思わせてくれる秀作だった。

スポーツマンとひ弱な奴という学校のでの階級上絶対に相容れない存在な二人が同じ警察官になってお互いに弱点を補えるような親友になったその先を描くというのはなかなか新鮮な感じがした。しかもお互いの階級が逆になることで面白い波乱を生み出すのだ。慣れない環境にしどろもどろしつつ捜査は進み、仲違いするけど俺たち名コンビ!という展開はやはり王道で最高だ。

フィル・ロードとクリストファー・ミラーの二人の監督はコメディセンスとテンポも抜群で笑わせてくれる。ジョニー・デップもカメオ出演して笑わせてくれる。それにしても今の学校のヒエラルキーってあんな感じなのだろうかね。少しそこは気になった。あと警察コンビものとしてもしっかりオマージュして笑わせてくれる。最後のセリフに出てくる映画もそっちだよね!ってなるだろう。

なかなかこういうコメディは劇場公開されないが見たら絶対面白いはずだ。
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