このレビューはネタバレを含みます
日常のちょっとした変化が人生を大きく変える。
落ちぶれた作家が湖畔でひと夏を過ごすことに。隣に住む家族や周囲の人、犬との触れ合いで彼の人生は大きく変わる。
彼の言葉ひとつひとつが素敵だった。
何度も出てきた「想像力は人類の最も偉大な武器」という言葉が好き。
子どもたちが何をするのにも母の許可をとっていたのが印象的。少し反抗的な長女さえ母の言う通りにしていた。信頼されていることがよくわかる。
次女に対する罰で新しい言葉を3つ覚え、今度発表しなさいというものがあった。ただ怒るのではなく、その子の個性を理解し、長所を伸ばすという素晴らしいアイディアだなと思った。
この映画の原題は「The Magic of Belle Isle」という。
モーガンフリーマンの映画に「素敵な人生のはじめ方」「最高の人生のみつけ方」など類似した映画がある。勿論内容はまったく別の映画である。
ややこしく感じたのは自分だけではないはず。
どういうつもりで邦題をつけたのかはわからないが、原題が素晴らしいだけにいい加減にしてほしいなと思った。