ゆっきー

ミカエルのゆっきーのレビュー・感想・評価

ミカエル(1924年製作の映画)
4.0
女に夢中になり自分から離れていく養子とその養父(画家)の話。切り返しがイマジナリーラインもへったくれもない訳わかんない感じで戦慄した。2人が絵に向かってる場面とモデルである女の位置関係が訳が分からないし女の主観ショットなのかと思いきやそんなこともない。
画家の取り巻きの男とミカエルが睨み合う場面の切り返しも、立つ/座るを交代でやっていて異様。目線が揃わない。ラストショットもこれなんかという絶望感。笑うせーるすまんの第1話のラストみたいでゾッとする。
画家が新作を発表する場面で画面が暗くなり背後の絵の老人にピントが切り替わる場面、結果的にピント送りになっていてこんなこともやるんだという新鮮な驚きがあった。
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