えそじま

ミカエルのえそじまのレビュー・感想・評価

ミカエル(1924年製作の映画)
4.4
真実の愛を死によって可能にする老画家、大天使の名を持つ美青年、それを皮肉にも堕する無意識型ファムファタール、さらにパラレルに進行する禁断の愛、これらすべてが耽美な美術世界と一体化し、多弁な視線によって精緻にまわりだす。

ゾレ先生は『ベニスに死す』のアッシェンバッハと飲み友になれそうだ。
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