“お前の罰は、お前として生きることだ。”
ものすごく不可思議でどこか恐ろしくて綺麗。ドニ・ラヴァン演じるおっさんは今日もアポイントが9件。それは“何か”を演じるという事だった。最初から最後まで意味わからんけど、なんか面白いからこりゃまいった…。てか別に映画なんて作り物だし、役者は演技をしてる訳だし、現実と比較して「なんで？」と辻褄を合わせようとする時点でナンセンスなのかも。
私たちだって何かを“演じている”。職場で、友達の前で、恋人の前で。ならば本来の認めたくない自分として生きる事を強いられる事こそ一番の苦痛なのかもしれない。監督のセルフオマージュ沢山、ポンヌフ橋が出てきた時はさすがにテンション上がる。世にも奇妙な物語を天才が撮るとこうなるらしい。
