ホーリー・モーターズの作品情報・感想・評価

「ホーリー・モーターズ」に投稿された感想・評価

Miko

Mikoの感想・評価

4.5
一言。
圧巻。
その言葉にしかならない作品。

11人の人格を演じる男性(オスカー)の一日を描いた謎に包まれたストーリー。
まるでオムニバス。
このオスカーとは何者なのか。
そんな野暮な事を訊く方はこの作品にはむきません。

観客は完全無視の今作。
私が好きなのは、モーションキャプチャーの衣装を身に付けた役者さんのオスカー(?)。
役者魂を見せつけられたのも凄かったんだけど、唐突に現れる女性とセクシーな関係になる。
まるで違う生き物のように這い回るカラダとカラダに息を飲んだ。
またそれが演技だと分かると尚更、拍手ものだった。

薔薇と指食べる彼も好き。

オスカーがアコーディオンを演奏する場面は涙が出るほどカッコよくて。
クールだった。

凄くアートな作品。
伝えたいメッセージは凄く伝わってくるけど、まだ自分の中で咀嚼出来ていない。

凄く、良い作品に出逢えた。
感激。
素晴らしい!


ストーリー : ★★★★★
映像 : ★★★★★
設定 : ★★★★★
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ★★☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆


cc/人生は、終わりなき舞台。
自分を装って生活すること
=自分を偽って生活すること?
なのか考えさせられた。

ドニ・ラヴァンの演技凄いわ
Natsumi

Natsumiの感想・評価

4.0
高橋源一郎の小説に似た設定(他人を演じ続ける)のがあったような気が...。
映画の始まりとなったマレーの連続写真が象徴的。美しさは見たものの瞳に宿る、的な台詞が好き。
ぴぴぴ

ぴぴぴの感想・評価

4.1
引き込まれてあっという間に観ちゃった
少しのズレで退屈な演出になりそうなもんなのに流石の手腕
ドニ・ラヴァンのチキチキ七変化
オスカーもんやでぇ(NGワード)

幸福の所在は狂人が手にするが如く..
ぶったまげた…。。。やべー映画観てしまった。激しくポストモダンを感じた。印象に残ったアポは認知症の叔父の死に際とラヴァンの一物が隠されてしまった怪人のくだり。現代の人々にはオリジナルなものというか、「これが俺だ!」とむねを張って言えるようなものはないというか、あらゆるものが代補というのか…。
観終わった後に、自分とは何かとか人間とは何かみたいな答えのあるはずのない問題を考えずにはいられなくなる。現代のアレゴリー。また日が昇り、リムジンが走りだし、僕らは「日常」という舞台の上で滑稽にも切実にも見えるような、奇怪な演技を始める…
緑雨

緑雨の感想・評価

4.5
傑作。可笑しくってたまらんかったが本質をえぐっている。ダウンタウンの松っちゃんがやりたいのってこんな感じなんじゃないかな、と思った。

人生は須らく舞台であり、我々は皆、自分自身というキャラクタを演じる役者なのではないのか…などと言ってしまえば陳腐だけど。映画という営みがやっているのって、結局そういうことだと思う。

主人公の名前、「オスカー」だしね。

電飾男?に変身した主人公を見て、運転手の女性が思わず噴き出しそうになるのが正直でよい。指を食いちぎる、カイリー・ミノーグが歌い出す、家族を呼んだらチンパンジー、すべて唐突なのがよい。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
正直よく分からず…アコーディオンの場面は高揚感あり。夜の廃墟ホテルとポンヌフ橋は美しかった。
自分のまま生きるってゆうのはなかなか難しくって、ときには自分を殺す。
どれがほんとの自分だったか、わらなくなる。そもそもほんとの自分なんてものがあったのなら。

大人になると、いろいろなものがあやふやになってゆく。あやふやにしてる。

胸がぎゅっとなるのだけど、なんだかあたたかい。
それは諦めのような悟りのような。
"憎まれていたのだから愛されてもいたのだよ。"
そしてわたしは愛を知った。作り物だとしても、上等だ。
おがた

おがたの感想・評価

3.6
オスカーという映画の中の人物がさらに誰かを演じていて、まさに演劇的な映画だった。ゴジラとか車が喋るシーンなんかは『カーズ』を引っ張ってきてるのかなとか、ちょいちょい馴染みのあるものがあって面白かった。
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