パリを舞台に連続殺人を犯す青ひげを描いた映画、エドガー・Ｇ・ウルマー監督作🎥
1944年の作品だが、冒頭から「描画を連ねたチープなパリ風景」から始まる。そして川を女性の死体が流れていて舟の男たちに引き上げられる。そして「青ひげに注意せよ、夜の一人歩きは危険」などというポスターを貼る警官。
女性たちは「夜だから一人じゃ歩けないわね…」などと話し合っていて、３人の女性が歩いていると向かいから来た一人の男。彼と女性３人が会話すると、彼は人形使いだが青ひげのせいで夜の上演会が出来ないと言う。この男がガストンでジョン・キャラダインが演じている。そして人形劇は開催されるが、女性殺人は続き……といった物語。
本作では、早々に犯人が判ってしまうので「その男は犯人だぞ！一緒にいると殺されるぞ！」というスリルぐらいしかなく、さほどハラハラドキドキするような作品ではなかった😅
……とはいうものの、「青ひげによる連続殺人事件」⇒「人形劇」⇒「人形衣装を作る約束した綺麗な女性」⇒「ある公爵が購入した絵画に被害者が…」⇒「犯人は画家？」⇒「絵を描いた画家は判らない」⇒ ………といった物語をテンポよく72分で描いたエドガー・Ｇ・ウルマー監督はさすが👍
作品全体としては、それなりに面白い映画だったと思う😁
