Jeffrey

さよなら、また明日のJeffreyのレビュー・感想・評価

さよなら、また明日(1960年製作の映画)
3.8

「さよなら、また明日」

‪冒頭、手のパントマイム。川沿いの街で男女が歩く…小劇団にに所属する青年。テニスで遊びそれを柵越に撮るカメラ。仏語で会話、ジャズの演奏、踊り…本作はポ派に欠かせない役者Z.ツィブルスキが脚本し監督はJ.モルゲンシュテルンだ。ワイダの“夜の終わりに”もそうだが戦争話‬を入れた内容では無く、戦後ポーランドの若者等の都市生活を描き当てもなく美しい海岸や街を歩く故ツィブルスキのサングラスをかけた姿が男前でひ弱で臆病な青年を見事に演じ、数々のロケーション撮影が貴重で画期な作風…また若き日のR.ポランスキが美青年でチョイ役で出演。私はこの瑞々しい本作が大好きだ。
ヌーヴェルバーグ風のタッチで描かいたポ派映画として知られるヤヌシュモルゲンシュテルンの本作を初見したが映画冒頭と中盤に独特な手の芸の描写に心奪われる。白黒のロケーション撮影が美しく、戦後のポーランドの若者たちの都市生活を初々しく描いたラブロマンスの傑作だ!
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