シネフィル母ちゃん

ヘンダーソン夫人の贈り物のシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ヘンダーソン夫人の贈り物(2005年製作の映画)
3.5
未亡人になったマダムが、夫の遺産で劇場を購入して、ヌードショー上映を行う劇場を経営する実話ストーリー。
めっちゃ煌びやかで華麗な夢のショーで美しくて豪華だった!
ヌードショーだけど、ショーのシーンは男性よりも女性の方が目をキラキラして見ちゃうと思う。

主人公のヘンダーソン夫人は芯がしっかりとあるし自分を貫いてるし、品もあって時々お茶目で好感しか持てない素晴らしいキャラ!!
彼女はなんでこんなにブレないんだろう、こんなにも強く信念を貫くんだろうって思ったらそこには息子さんとの哀しい過去もあったり。

そして、マダムとタッグを組む支配人はこれまた強烈なキャラ。
気が強いしうるさいし、頑固おじさん。
この2人の仲悪いようで結局仲の良い掛け合いも好き!!
仲の悪いビジネスコンビからお互いを信頼し合う友情になっていく過程もすごく好きだった。


お話は途中から戦争時代になるんだけど、戦争がどんどん激しくなっても決して劇場を閉館しなかった婦人。
周りに「危険だから閉館しろ」と言われまくっても劇場を守りぬいた婦人。
理由は、これから戦地に向かう若い兵隊達につかの間の心の休みや希望を与えるため。
きっと彼らは戦地に向かう前にあんな豪華で華麗なショーを見れて少しは気が紛れたと思う。
ヘンダーソン夫人!あなたやっぱり素晴らしいよ!!!かっこいいよ!!!!


ラストシーンもすごく好きだなぁ。
いくつになっても情熱は持ち続けられるし、新しいことに挑戦するのに年齢制限なんてないってことを素晴らしいショーにのせて教えてくれた素晴らしいエンターテインメント作品でした!!
ありがとう!ヘンダーソン夫人!