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ティモシーの小さな奇跡のmakirakiraのレビュー・感想・評価

ティモシーの小さな奇跡(2012年製作の映画)
4.3
いや~ディズニーらしく感動させるのがうまいな~。
おばちゃん最後は号泣しちゃったよ~( T▽T)

バリバリファンタジー。
初秋に観るのが一番お薦め!

不妊治療を頑張った末に「諦めましょう」と宣告された夫婦の家に、ある晩泥んこの男の子が現れる。
男の子が産まれたらつけようと思っていた「ティモシー」と名乗るその子にはなんと足に葉っぱが生えていた…

正直はじめの方は、生えている葉っぱがキモチ悪いし、嫌な感じの人がたくさん出てくるから胸クソ悪い話だな~と思ってました。(暴言失礼)

でも人と違う事は悪い事じゃない、っていうディズニーお得意の《個性を大事にしよう》感が最後には生かされてきて感動を生むわけですょ。うん。

初めて念願の子供を持った夫婦二人の新米親っぷりが見所。
子供は親が守るんだ!という意気込みも面白く描かれていてホッコリします。

何しろティモシー君、ヒョロヒョロのもやしっこで世間知らず。いじめの標的になるわけですよ。
そんな彼を見かねて夫婦は町の少年サッカーチームに入団させる。
そこでもコーチからは見放され万年補欠状態。それでも優しく真っ直ぐ正直なティモシーは卑屈になることもなくあとは上達あるのみ、とめっちゃ前向き。

またある時は、ママのお姉さんの自慢の子供達のお上品な演奏会にて、無理やり壇上にあがらされたティモシーは物怖じする事もなく楽器をいじりだす。
ここは家族3人の“ロック”な演奏が見モノです。
ジェニファーガーナーのぶっ飛びっぷりが大好きです。

そして秋の気配を感じはじめる中盤からは有名な短編小説オー・ヘンリーの「最後の一葉」を彷彿とさせるように(笑)1枚、また1枚、とティモシーの葉っぱが枯れて落ち始めるのです。。


ええ、ええ、ベタですとも。
ベタな親子愛ですとも。血が繋がっていなくてもそこに親子愛はあるんです。

「しつけのつもりだった」といえば子供に何してもいいと思っている馬鹿野郎どもの目玉に突き刺してやりたい映画です。
(またしても暴言失礼)
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