ポルりん

樹海鬼ごっこのポルりんのレビュー・感想・評価

樹海鬼ごっこ(2012年製作の映画)
1.1
園子温監督じゃない方の「リアル鬼ごっこ」を超劣化したような作品。

あらすじ

西暦20xx年。富裕層の間である闇サイトが話題になっていた。その名も"樹海鬼ごっこ"。
樹海に美女(?)を集め、鬼ごっこをさせる。制限時間は24時間。
逃げ切った者には多額の賞金が与えられるが、捕らえられた参加者はその場で無惨に殺される!

私は「リアル鬼ごっこ」という映画をクソ映画だと思っている。
演技は棒だし、キャラクターには全然魅力を感じないし、脚本はつまらなく矛盾だらけ、肝心の鬼ごっこは緊張感の欠片もない。
そして、いい加減極まりないレベルのガバガバ設定。
以上に挙げた短所を、更にグレードアップ(ダウン)させたのが「樹海鬼ごっこ」だ。

キャストは素人の集まりにしか思えないし、キャラクターは魅力的でない所か全キャラクターに対し憎悪を感じる。
一応、捕まったら命を取られる設定なのに、鬼に捕まっても、
「捕まっちゃった ( ^∇^)キャキャキャ」
といったテンションなので緊張感の欠片も感じられない (-""-;)ムム・・・
そもそも、走ることを前提としているゲームなのに何故かスカート率が高い。
キャバ嬢に云ったってはロングスカートだ。

鬼も何人も配置すればいいのに何故か1人だし、フットの岩尾をデブにしたキモデブという意味不明なキャスティングをしている。
あんなの簡単に逃げれるだろ!!っと思いきや逃げる人が全員道のド真ん中をランニングしているだけなので直ぐに捕まってしまう・・・。
一体、何のための樹海だよ( ゚Д゚)ヴォケ!!

鬼に捕まって殺害されるシーンは、キモデブが画面に向かって猫パンチを繰り出すが、その時がSEが「デュクシ!!ベシ!!」っといったバラエティー番組並のチープなSEが大音量で流れる。
その後、血のりを塗っただけの女性が寝ているという小学生並みのクソ演出だ。

樹海鬼ごっこは、数々の財閥が関係してもの凄い力が動いている為、警察を買収しているので警察に電話しても意味がないらしい・・。
しかし、いざ警察に電話が通じると運営側が焦るのはどういう事なんだ・・・。
そもそも、そんなに凄い力が動いているんなら山とか買いとれよ。
警察どころか登山している一般の人がいるぞ( ̄□ ̄;)!!
てか、絶対そんな力動いてないだろ( ゚Д゚)ゴルァ!!

総評すると、本作はZ級映画レベルのクオリティなので、見た時間が丸々無駄になること間違いない。
よってZ級映画好き以外は観ない方がいいと思う。
ポルりん

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