b

ブロンソンのbのレビュー・感想・評価

ブロンソン(2008年製作の映画)
4.3
「俺を見ろ!」

暴力しか言語を持たない人間というのは確かに存在している。この映画の主人公ブロンソンもその一人。「有名になりたい」という願望、他者と上手にコミュニケーションが取れない人間が最終的に望むのは一方的に存在を示すという暴力的なコミュニケーションだと思う。そしてまさに彼は暴力でその存在を世間に知らしめていく。
アートは自己表現なのだから暴力が自己表現の人間がいれば、それはもうその人にとってのアートである。自己表現になってないアートはアートではない。
b

b