ヴぇる

氷の微笑のヴぇるのレビュー・感想・評価

氷の微笑(1992年製作の映画)
3.5
まさにサスペンスミステリーと言った練られた作品だ。

正直初見では犯人が誰か以外のディテールが全く分からなかったが考察サイトのおかげで補完できた。感謝を。

2回目を視聴した時には時系列や話の筋が分かっていたのもあって最高に楽しく視聴することが出来、ここまで良かった2回目はなかなか無い経験となった。

結局はキャサリンが全てを動かし、手のひらで操っていたと仮定するならば(私はそうだったと思っているが)ラストシーンはやはり、また新たな小説を書くためにニックを利用し新たな殺人が繰り返されるのだろうと確信した。

欠点を言うならば、やはり所々に醸しでる古くささだろう。効果音は意味があるし雰囲気を盛り立てるのに一役買っているのでいいとしても、カメラワークは少し退屈だったと言わざるを得ない。

総評として、サスペンスやミステリー物は得意ではないのだが今作は唸りながらもなるほど…!!と謎が氷解するのが心地良く、大満足の1作だった。
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