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エンド・オブ・ホワイトハウスのvilljobbaのレビュー・感想・評価

3.8
今年、続編が公開されるらしい。

韓国首相の訪米中、突如北朝鮮のテロリストがホワイトハウスを占拠。元シークレットサービスの男がひとりで大統領救出のため奮闘。
今日観たホワイトハウスダウンと舞台が同じでタイトル似てる(原題は全然違う)けれど、コッチの方がシリアス。
シリアスすぎてホワイトハウスダウンの方が気楽なコメディアクションに見えてくるレベル(そっちでもえげつなく殺しまくってたのに)。
序盤の民間人攻撃シーンからいきなりエグい。口径のデカい弾で撃ったのに近づいてトドメもさす。敵が本当に容赦ない。動きと作戦の内容も統率されており、ボスもキチガイテロリストをしっかりと演じており、アメリカ側と人種が違うアジア人であるということも重なって、敵の恐ろしさが際立っている。

一般人もシークレットサービスも大臣たちも、ほぼ全滅しちゃう。怖い。絶望的。効果音の音量がデカイからなのか、銃声や蹴り、パンチなどがすごく痛そう。
敵がエグいし、テロを超えて戦争行為なので、感情移入しすぎてはいけない。これが現実に起こらないことを祈るばかり。

主人公の行動がずっとハイド&キルで終わっており、人間関係に焦点はあまり当てられておらず、大統領も大して活躍しない。その代わり完成された軍隊のような隙のない悪役が観てて逆に爽快なレベルだった。これがホワイトハウスダウンと比較して感じた点。

どちらの映画でも、1812年のイギリスのワシントン侵攻の話が出てきてた。初めて知った。
そして再び、副大統領も職務不能で修正25条により下院議長が大統領代行になる展開。
ところで、北朝鮮人は本当に日本海を日本海と呼ぶのだろうか。そこ気になった。

妻役のラダミッチェル、大好きです。
シリアスなアクションに重きをおいているので、あまり出しゃばらなかったのは良い点。

冒頭のシーンも結構衝撃的なので、私と同様にあらすじを全く見ずに鑑賞することをオススメします。
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