ヴぇる

SHORT PEACE ショート・ピースのヴぇるのレビュー・感想・評価

SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)
2.9
4話構成のオムニバスであり、3DCGを多用しており作品ごとに活かせてたり活かせていないものがある。個人的には一作品毎に面白くなる印象だ。

「九十九」
近年の3D映画やアニメは心底嫌いだ。マペットのような感情のない動きや表情、紙芝居のように動かないキャラクター、仮に動いても少し動いたらすぐ変わる場面、一コマずつ作り繋げているのがすぐわかる。
今作はこの欠点は多少出たがギリギリ見れると言った感想だ。特に面白いとは思えなかったが。

「火要鎮」
雰囲気はある、映像は中々見所はあり、背景は綺麗だ。CGも全く違和感がない。火災のシーンは見応えもある。
ただ、メインの2人の声優がダメだ。声自体が若々過ぎるし今時の声優といった雰囲気だが世界観にあっていない。

「GAMBO」
曼珠沙華は美しく声優も雰囲気にあっている。人物に3Dとアニメーションを使い分けてる理由は不明だが、悪くは無い。
戦闘シーンは3Dだろうが素晴らしい迫力で目を離せない。

『武器よさらば』
理想的な3DCGとアニメーションの絡み合いで素晴らしいの一言だ。
ただ内容は彼ら自身がどの程度の仕事をこなしているのかを受け取る事が出来ないので、最後までどこか気持ちが入っていかない節があるし、最終的な感想はよく分かんねーなである。映像自体は芸術と言えるもので満足出来る。

総評としては、映画的とは言えずOVAのやうな印象を受けた。
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