このレビューはネタバレを含みます
冒頭からラストに繋がる裸で過ごす生活。それに続くまでの過去が描かれている。主人公は2人の子を持つ母親で家族とはうまくやっていた。夫はカメラマン、両親もお金持ちの家系で立派なレディーとして生きてきたが日常が息苦しく感じていた。周りは凄いけど自分には何も無い。そこで、上の階の住人に興味を持ち写真を撮らせて欲しいと訪れるところから物語は始まる。上の男は多毛症という病気をもち全身毛むくじゃらだが、彼の持つ世界、彼の周りの世界が彼女を魅了する。彼は自分の知らない世界をもちながら、病とともに死んでいく。そんな彼の全身の毛を剃り、彼と結ばれてから彼の死を見届ける。