実在の写真家ダイアン・アーバスをモデルに、彼女を取り巻く人間関係や状況などを再構築したフィクション映画とのこと。
おそらくこういうのを芸術的と言うんだろうな。
独特で少し不気味な世界観に、静かに、確実に引き込まれて行く。人間達の揺らぐ心情の変遷にも目が離せないというか。
それからセットや小道具、衣装の数々が凝っていて本当に素晴らしかった。
しかしこの状況、旦那にとっては堪ったもんじゃないなーとかなり気の毒ではありました。
あと原題が「FUR」なのに対し、邦題が「毛皮のエロス」って!?皆まで言っちゃう感じが日本のセンスの無さを実感させる。
ちょっとした小話ですが…スタンリーキューブリック監督のシャイニングに登場する双子のシーンは、ダイアンさんの作品にある双子の写真のオマージュらしいですね。ググったら出てきた。