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そして、バトンは渡されたのhokoのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
2.9
原作者である瀬尾まいこさんの小説は、学生時代にいくつか好んで拝読したことがありますが、こちらの原作は未読です。
うーむ。やはり先に小説を読むべきだったかも。

育ってきた環境もあり、もともと家族愛に対する期待値が低く半ば諦めている私。
現実の前では映画の中の人物、行動の全てが絵空事やファンタジーのように感じてしまって、共感も感情移入もあまり出来なかったぞ…。
隣の2人はボロ泣きだったので、自分が未熟で捻くれているのかもしれない…映画を観て自己嫌悪に陥る結果となってしまうとは想像もしなかったな…。
それに苦しみもろくに共有できず上部の笑顔だけ並べてハイ幸せだね〜、家族想いだね〜ってそんな単純なものだろうか。
私だったら疎外感を感じるがね。

手の平から落とさないように大切に育ててきた愛や幸せは、人との繋がりを経て、どこまでも連鎖していくという意味での「バトン」なのかな。
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