りら

メイジーの瞳のりらのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
4.6
不仲になって激しく罵り合う両親を見ながら
シッターさんと暮らす6歳のメイジー。
離婚した両親、親権争いしていて
メイジーは2人の間を10日間交代で
行ったり来たりの生活になり
2人とも新しいパートナーを得て結婚。
それでも、2人ともメイジーのことは
パートナーに押し付けて任せっぱなし。

そんな夜、ひとりぼっちにされてしまうメイジー。
幼い彼女からの視点で描かれてる映画でした。

両親より、義理の母(元、シッターさん)と義理の父
(バーテンダーさん)との方が楽しく安心できる関係に・・・
子供にとっては、こっちの2人の方が
温かい安心できて楽しく過ごせる生活なのは
一目瞭然。精神面においてはね。

だけど、シッターとバーテンダーさん経済面では
どうなるのか・・と考えるとその先が続いて行けるか
~ってとこを考えさせてる面も。

どんな親でも子供にとっては自分の親を愛していて
母親にも父親にも抱きついていきます。
大好きな母が身勝手な提案をして来た時、
初めて自分の「こうしたい」を言えたメイジー。

6歳の子だって日々、親にも気を遣い
自分の考えを持ち、それを最後には言えたメイジー。

家族のあり方もいろいろって思えます。

メイジーの瞳って云う題がピッタリの映画でした。
りら

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