父と母が離婚し、共同親権を持つ両親の家を10日ごと行き来することになった少女の見つめる世界。
都合のいい時だけ愛情を押し付ける両親と、それぞれの再婚相手。6歳の少女メイジーの真っ直ぐな瞳が大人たちの身勝手さを浮き彫りにする。
もうメイジーが本当に健気で…。いたいけに愛嬌を振りまき自身の居場所を見極めようとする姿に、どうか真っ当に育ってくれよと願うばかり。
娘のために再婚を決めたことからも、両親が本心でメイジーを愛し、彼女の存在が生きる糧であることは伝わるんです。でも自身のキャリア等他にも大切なものがあって、時として優先順位が入れ替わり、子供を疎かにしたり傷つけたりする。
そんな親のエゴはどこまで許されるんだろう。