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大臣と影の男のmomicoのレビュー・感想・評価

大臣と影の男(2011年製作の映画)
3.0
舞台はフランス政界。
主人公である運輸大臣のベルトランと秘書官のジルは20年来のパートナーであり、友人。どの政党にも属さない堅物の大臣は、派手な功績はないが、その堅実さで支持を得ていた。国鉄の民営化を巡り、権力闘争に巻き込まれていく人間模様を描いたストーリー。
大臣の苦悩や葛藤と孤独(4000件中友人はひとりもいない、と運転手に漏らす)、国民の求めるものと政策の距離、長期失業者を自らの運転手として雇ったことで目の当たりにした国民の現実、突然の不幸。

政治というあまりないジャンル。
コンパクトにまとめられているところが、逆にリアル。
なかなか面白かった○
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