このレビューはネタバレを含みます
多分、「映画」より「舞台」向きの作品だと思う。ストーリーの殆どが一つの部屋で展開するし、登場人物も全て一堂に介しているからね。
全体的には「十二人の怒れる男」に似た感じの作品。「十二人の怒れる男」の舞台を内閣にしたら、今回の作品になる。
現代の「行政国家」化現象、また「公益」より「私益」に走る政治家の多さ。それに対する風刺のメッセージをこんなに面白く伝えてくれる映画、なかなかないと思う。
主演がコメディアンであること、また今回の閣議で取り上げられた法案があまりにバカバカしいから笑っていられるけど、実際の社会でも多くの法案がこんな感じで通っているのかな…と思うと、ちょっと恐くなる。TPPもまさかこんな感じで…まさかね…。
かなり面白いし、好きな作品。