前半ちょっとくじけそうになったけど(長さと今の時代だとひいちゃうかんじのギャグに)、後半の怒涛の伏線回収からぐいぐい引き込まれ、盛りだくさんなエピソードをはらはら追って、友情に涙し、最後は一緒に”Aal izz well〜”歌っていました。
本当になにからなにまで伏線になってて、きもちがいいほど回収してくれる。
そして、ランチョーが本当にかっこいい。
貧富の差、受験のプレッシャー、高い自殺率…おそらくインドではとてもリアルな社会問題が物語のコアでありながら、コメディと友情物語が主軸になっているのが、とてもよかった。
こっちのが先だけど、パラサイト見たあとの気持ちに近いかも。
競争じゃなくて、知的好奇心。
知的好奇心にしたがったら、成功はあとからついてくる。
これから信じていきたい世界をいちはやく映画というかたちにした作品だったんだなぁとも。
最後の田舎の美しい場面は、その信じたい世界を見せてくれたかんじでよかったな。
最高のハッピーエンドだった!
こんな後味いい映画は久しぶりかも!
人は臆病だから、Aal izz wellって、自分を騙すんだよ。
プレッシャー強めな日本で生きてくうえでも、お守りみたいに持っておきたい言葉だなと思う。
あと、めずらしく原題より、邦題好きだなという映画。