政治的なテーマをエンターテーメントに
あらずじ
韓国国家情報院のすご腕エージェントのジンス(ハン・ソッキュ)は、ベルリン市内でアラブ系組織と北朝鮮のあいだで武器取引が行われるという情報をキャッチする。
そこに現れた男は韓国にはデータのない謎の男(ハ・ジョウン)だった。(後に北朝鮮の英雄ジョソンということがわかる)
ジンスの包囲網を逃れジョソンはホテルから脱出する。でも、なぜ韓国側に情報が漏れたのか?そんな時、妻ジョンヒ(チョン・ジヒョン)の二重スパイ疑惑を知らされジョソンは愕然とする。
南北朝鮮 アラブ イスラエル アメリカ
など各国の諜報機関や過激派が複雑に絡みあいながら、敵同士のはずのジョソンとジンスは巨大な陰謀へと巻き込まれていく。
感想
①アクションが凄い
銃撃戦んから、殴りあいの格闘技まで迫力満点。ただカーチェイスなどはCG感は否めず。
それからあれだけドンパチすれば、すぐに大騒ぎになるでしょっ!!って思ったり、あれだけ撃たれても ほぼほぼ弾が当たらないじゃん。って思っり。でもそれがいいんだよねー。主役に命中したら 映画が終わっちゃうから笑
②政治的
まず東西冷戦の象徴であるベルリンが舞台ってのが面白い。そこに、韓国 北朝鮮 アラブ過激派 そしてCIAやモサドの名前まで。なかなか表舞台には出てこない裏の組織たちにドキドキ。
「うちの偽札は超一流」と北朝鮮の偽札を自慢するシーンは国家というより、もはや犯罪集団じゃん!なんて思ってしまい ビビる。
③人間のポジション取りのあさましさ。
振り回される、まわりの人たち。
誰かのポジション取りのために、何人の人が犠牲になるんだよ!と怒りも感じてしまった。
まとめ
前半は複雑でこんがらがったけど、整理して考えたらオモシロイ。韓国は良くも悪くも北朝鮮との関係があるからな。こういった現実とフィクションのあいだの映画作れるんだろーなあ。それから、北からの刺客を演じるリュ・スンボム良かったな。EXILEのアキラに似てる?