Kota

アンチヴァイラルのKotaのレビュー・感想・評価

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)
2.9
“あなたの体の一部になる。”

[グロレベル3/5]近未来、世界ではセレブのかかった病気のウイルスを購入して同じ病気にかかるという事が流行していた。ウイルス販売会社の社員シド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は、秘密裏にセレブのウイルスを自分の体に打つことで闇市場に流していた。

デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドンのデビュー作。父親譲りの気持ちの悪い世界観やゴア描写は受け継ぎつつ、現代アートのような残虐な美しさも感じられる。セレブのウイルスを注射したり、細胞で培養した肉を売るなどかなり反人道的な描写は現代社会への警告。白を基調とした画面にケイレブの血色の悪い顔と、赤い血が映える映える。

ただ、終わり方含めてストーリーのパンチに欠けるのと、注射のアップシーンが何度もあり個人的には苦手…。血も気持ち悪い。採血無理ぃ。
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