10年ぶりに再見したら、生き物としての人間の脆弱性をより実感しているいまのほうが当時見た時よりおもしろかった。
とにかく最悪な。
いかに人間が状況、帰属または権威に流されやすいか、そして外部の要因で動いてるか(あるいは動かされているか)を強烈に突きつけられる、かなり直球な社会心理学の映画。
ほんとにヒトゴトではない、だからこそ怖い話なのではあるが、レビュー見ると「おれはこうはならない」人たちが普通にいっぱいいるので、なんだかなぁって感じである。気をつけて。
我々がアナログな脳みそで生きる人間である限り、特殊詐欺はたぶん一生なくならないと思うね。相手が嘘言ってるかどうか見破るなんて無理。しかもそれに悪意がかぶさってると。