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ピンクの豹のBOBのレビュー・感想・評価

ピンクの豹(1963年製作の映画)
3.3
ブレイク・エドワーズ監督の大ヒットシリーズ"ピンクパンサー"第1弾。

ロンドン警視庁のクルーゾー警部が、世界屈指のダイヤモンド"ピンク・パンサー"を狙う怪盗ファントムと対決。

🐯🦍🦍🦓

『ルパン三世』に影響を与えたこととヘンリー・マンシーニの有名なテーマ曲は知っていたが、映画は初鑑賞。

"怪盗vs警部"は設定だけで、中身はギャグ漫画ノリの高級感のあるロマコメ。あまりの能天気さに拍子抜けしてしまい、作品のノリを掴むまでに時間がかかってしまったが、後半はアニメ『ルパン三世』を観るような感覚で楽しむことができた。今日を楽しもうぜ!的な話なのね。

まさかの展開を盛大に開き直るラストには驚いた。アニメだとすんなり受け入れられても、実写だと頭が追い付かないこともあるなと思った。

タイトルクレジットの可愛いアニメーション、"Meglio stasera"♪シーン、マンガチックなカーチェイス劇が好き。洗練された衣装と車も良い。

クルーゾー警部役は、『博士の異常な愛情』『チャンス』のピーター・セラーズ、王女役は『8 1/2』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』のクラウディア・カルディナーレ。

字幕/吹替ミックス版で観るしかなかったのだが、違和感しかなかった。何でこんな歪な形になってしまったのだろう?

105
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