1999年発表のニコラス・ヴェンディング・レフン監督作品。
日本ではずっと未公開だった作品ですが、2016年にやっと劇場公開されたそうです。
その時は見逃してしまい悔しい思いをしたので、今回TSUTAYAで見かけてソッコー借りました(入荷してくれてありがとうTSUTAYA!)
レフン監督お得意のバイオレンス系作品で、主人公のセリフにもありますが「何でこんなことに!?」系の男版マタニティーブルーなお話です。
この映画は他のレフン作品と比べてバイオレンス描写は控えめですが、映画史上類をみないであろう、とある報復行動があり、この辺りの発想はさすがレフンだなぁ…なんて思わせますね。
また、上記のバイオレンス系ストーリーと平行して、サブキャラによるほのぼのとしたラブストーリーが展開されていて、こちらで映画内の緩急が上手いことつけられていますね。
この映画は近作のレフン監督が多用するスローモーションの演出が殆どないので、かなりテンポがよくて観やすいです。
一度ハマるとなんだかクセになるレフン監督の味はこの作品にもしっかりと活きておりました。