ごんチキン

侵入者のごんチキンのレビュー・感想・評価

侵入者(1962年製作の映画)
3.9
"映画界のお師匠さん"ことロジャー・コーマンが放つ"本物の人種差別映画"😨😨

【ストーリー】
人種差別が根強いアメリカ南部の町にやってきた男 アダム・クレーマー。白人至上主義の彼は巧みな話術で人々を先導するが、黒人差別に火がついた町民たちの歯止めが効かなくなっていく。

【感想】
スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロン、ジョナサン・デミなど…巨匠たちを育て上げたロジャー・コーマン監督作です🎬

人種隔離政策があった時代に、差別が過激なアメリカ南部で撮影した危険度MAXの映画😰
エキストラも現地の人たちなので"ほぼ本物の人種差別"を描いています。

「これは演技だから😌」と安心できない怖さがある💦
主人公 アダムが黒人差別の演説をして市民が賛同するシーン、明らかに演技じゃない人が何人かいる。
「役者自身がレイシストだった」という可能性もあり得るかも…🤔

「黒人と白人が同じ学校に通うってよ」
「怖いけど法律で決まったから仕方ない」
このやり取り自体がいまじゃ考えられない…🙄
そう思ってる人が多数派だという事実が一番怖いわ!

"黒人だけで白人の街を歩くシーン"で心臓バックバク😰😰
人種差別を描いた映画はたくさん観てきたけど、白人の視線・表情があんなに怖く見えたのは初めて…💦

すべての危険を承知で本物を描き切ったロジャー・コーマンに拍手👏👏
ごんチキン

ごんチキン