このレビューはネタバレを含みます
キューブリックが25歳(たぶん)の時に撮った戦争映画。
スチールカメラマンだった彼らしくフィックスの画が本当に写真みたい。かっこいい。かっこいいんだが、これが映像の連鎖になるとどうにも停滞する。照明とかコンポジションとかキマってるんだけど。アクションも「むむむ」となる。
あと終盤の将校の一人二役とかメッセージ色が強い、てかわかりやすく演出してたのが気になる。
気合いが入りまくりで肩の力がやたら入ってるのはすごくわかる。相当イキってたのだろう。なにせ25歳だし。
しかしこの2年後には『非常の罠』を撮って、次に『現金に体を張れ』、そして4年後に戦争映画の傑作『突撃』を撮るんだからすげー男である。
*再鑑賞