恐怖と欲望の作品情報・感想・評価

「恐怖と欲望」に投稿された感想・評価

あにま

あにまの感想・評価

2.6
204作品目。レビュー1010作品目。
『恐怖と欲望』
 監督:スタンリー・キューブリック
 主演:フランク・シルヴェラ
 興業収入:未記載
 製作費:$100.000
軍用機が敵の攻撃を受け、敵地の森に墜落した。無傷で助かった4人の兵士はコビー中尉の指示の下、川を下って脱出することになる。ベテランのマック軍曹は川の反対側に敵のアジトを見つけ、そこに将軍らしき人物がいることを知る。しばらく潜伏してい中、地元の少女に姿をみられた4人は彼女を木に縛り付けるのだった。彼女の見張りを命じられた若い兵士シドニーは、恐怖と欲望に駆られてしまい…。

キューブリック様の初監督作品。

このレビューはネタバレを含みます

これが長編デビューというのが凄い。
作戦を遂行する(武勲を立てる)無意味さ、戦場の狂気、女性への暴力とそれを駆り立てる戦争というシステム。
『フルメタル・ジャケット』の雛形が既に生まれている。
tatuya

tatuyaの感想・評価

3.5
昔の特撮のように画が繋がるように構成で工夫したり、なるべく大きな展開を入れなかったりで少し低予算の感じは出ている。

でも逆に低予算であるからこそ、キューブリック演出が際立つような気もする。
一人旅

一人旅の感想・評価

3.0
TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
スタンリー・キューブリック監督作。

戦争に参加した兵士が徐々に狂気に陥っていく過程を描く。
この手のテーマの作品はいくつも存在するから、新鮮味はあまり無い。
でも製作された年代を考慮すると、「戦争狂気物」の先駆けに近いのかもしれない。

上映時間は短くて観やすいけど、中身は結構エグくて重い。
カメラマン上がりの新人監督の作品だとさ
さすが、構図や陰影が魅力的で力強い

カットのタイミングが速い
それが戦場には見えない土地の空気を少しだけピリつかせる

顔のアップはそれだけで強い画になる
顔ドアップを作家の色としてやって行きたかったのかな?

戦場が植え付ける人間の恐怖と欲望

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なんでこれ自主封印したんだ
めちゃめちゃ良くできてるじゃないか

一番彼の哲学が、メッセージが直接に語られている

確かに若手新人感はあるが、60分という尺なら見てられるし、何より終盤は後年の作品にも引けを取らない名シーンがいくつもあったぞ

これでもってスタンリー・キューブリック作品コンプリート
嗚呼偉大なる映画監督よ永遠に
ともき

ともきの感想・評価

3.3
キュブリックの中ではわかりやすい映画
顔のアップとかは、ぽい感じ
戦争何も満たさない
ベム

ベムの感想・評価

3.4
キューブリック目線の戦争映画という感じです。銃撃戦や派手な爆撃シーンでは無く、極限に追い込まれた兵士の狂気的な感情を描いてます
むっちゃ怖いわ( ̄▽ ̄;)笑

私の好きな監督って、みんななんでこうデビュー作で「狂気」を描きたがるんだろ?( ̄▽ ̄;)

それはさておき、キューブリックらしさは所々に顕在だった印象です。

わりと観やすかったです。怖いけど
完璧主義のキューブリック監督が自ら封印した幻の劇場映画デビュー作

疲弊しまくった兵士の演技が良かった
たしかに低予算だけどアマチュアの仕事って豪語するくらい酷い出来ではないと思うけどなあ…
人が死ぬシーンのヒッチコック・サスペンス的なモンタージュ、映画の古典的な高等テクニックがすばらしいキューブリックの長編第1作。

いかだの上にて単騎、複数の敵と撃ち合う兵士は、備中高松城攻めの和睦の証に小舟の上にて自害した清水宗治の侍としての覚悟な様なものを感じた。
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