江戸時代は加賀藩の“包丁侍”こと、藩につとめる料理人の話。
そっか、この時代は城に勤める役人は侍。料理をする役割の人も侍か。
経理担当の侍さんの話も観たことあったなぁそういえば。
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さてさて、本題。
まずはお父ちゃんの仕事に対する、役目に対する信念に感服。
「藩の、御国の役目に私情を挟むとはなんと心得る!」
はる(上戸彩)の機転により同志との反乱の企てに参加することができなかった安信(高良健吾)。
討ち取られた彼らとは違いのうのうと生きながらえてしまった、自分を恥じるあまり、はるを切ろうとするほどの叱責をする。
侍魂、時代背景、至極納得。
それでいても貴方に生きてほしい、とにかく生きてほしいと切なるはるの願いに心を打たれる。
嫁に嫁いだ直後から内助の功として、夫の出世に色濃く影響を及ぼし、甲斐甲斐しく尽くし、最後は離縁を自らのぞみ(バツ2になるのに、、)身を引こうとまでしたはるを安信が探し迎えにいくシーンはグッと来たなぁ。
ずっと恋をしていた幼馴染ではなく、自分を変えてくれたはるを大切に愛する。
愛すること、自分の役目に信念をもつこと。
すなわち目の前のことを一つ一つ丁寧に向き合うこと。
このように学んだ映画であった。
ストーリーもわかりやすく、感情移入しやすいとても良い映画だった^ ^