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ミークス・カットオフの遊のレビュー・感想・評価

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)
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驚きの展開も強烈な世界観もないのに、ひたすら「没入」していた...エンドロールが流れてるあいだ、このあと照明ついて現実に戻るのが非常に残念だと思っていた
ぜんぜん楽しい話じゃないのに!
ほとんどの時間はべつに面白くもなくて、でも19世紀半ばにひたすらオレゴンの砂漠を西へと歩き続ける旅が面白いわけなくて、ただずっと渇いた生活と、インディアンの奇襲への恐怖と、人生への漠然とした不安だけが延々と続いて、その面白くなさに渋谷の混雑した映画館で没入できることが凄すぎると思った

この映画の、この監督の何が凄いのかをちゃんと理解していくためにはもう何回も観ないとダメだろうな...でもほぼDVDにも配信にもなってないし、でも映画館でしか観れない仕様になっているのが限りなく正しいとも思う
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