ケリー・ライカート特集にて
確か日本ではDVD化もされておらず公開から11年経った今日本初上陸の作品
ここ最近自分の中で3度目くらいのミシェル・ウィリアムズブームが来てて、たまたまこちらの作品が公開されるということで行ってきました。
彼女の出演作品これで10本目
1845年オレゴンが舞台
女性を主人公とした西部劇
水と食料に飢え追い込まれた状態で募るお互いへの不信感
異質な者への偏見や「野蛮」というイメージから生まれる恐怖をよく表していた。自分にとって初めて出会う人であってもまわりから聞いたこととかで形成されるイメージの影響は大きい。
特にミリーがそうだったかな。あんなにヒステリックに泣き叫んでたけど全然本人と関わってないし関わろうともしない。偏見が生む恐怖って歩み寄れるかもしれない、、という選択肢さえ奪ってしまうんだなあ
ミシェル・ウィリアムズ演じる主人公の描かれ方が良かった。よくあるただの「広い心を持った人」では無くてあくまでも疑い続けるとこはやめないところがリアル
言葉が通じない相手に自分の母語で話し続けたり、「道理」とか「社会の規則」とかが誰にでも当てはまってると思ってしまったり、ミークやその他の登場人物が滑稽に見えるシーンが多かった