「男と女かぁ…そんなもんかね?」
地震で家族を失った女の子。
親戚の叔父に引き取られる。
何も無い二人は何時しか惹かれあい…
疲れた…疲れる映画。
じわじわと得たいの知れない感覚に体が蝕まれる感触。
演技が上手いだけに、たちが悪い。
台詞も感情を乗せているようでいて、激昂するところですら薄く感じた。
本当の気持ちを吐露するときは、ボソリと重く聞こえる。
誰が悪い訳では無いのに歯車は噛み合わなくなり、同じ様な境遇の二人は、二人して取り返しのつかないことを起こしてしまう…
終わりも正直、後味悪い。
罪を裁く映画ではないが、なんとも納得がいかない。
苦手だ。