鶏

ブランデッドの鶏のネタバレレビュー・内容・結末

ブランデッド(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

消費者の価値観をマーケティングで操ろうとするファストフード企業と、それに立ち向かう謎能力持ちの主人公を描く風変わりなロシア産SFスリラー。

謎のお告げ&儀式シーンあたりから展開のぶっ飛び具合が加速しはじめるけど、その荒唐無稽っぷり込みでも楽しめた。
人や街に主人公にしか見えない欲望のバケモノが湧いた光景はなかなかに悪夢的で好き。
「消費者の欲望」を文字通り可視化できるようになった主人公がマーケティングで無双するのも斬新だし、企業同士が互いの風評を貶め合う「ブランド戦争」が勃発するのもベタな風刺だけど面白かった。
ここまで露悪的じゃないにしても、現実世界もこんなもんだよな...
鶏