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恋の渦のペジオのレビュー・感想・評価

恋の渦(2013年製作の映画)
3.8
積極的に関わりたくはないチャラい連中のマジでクソ面白くないやり取り
そんな彼らが自分と同じ人間だと思えた瞬間は、作中で一番劇的で映画的な瞬間であった
そこで終わっても何ら問題はないくらいのクライマックス…からのそれぞれのもう一展開で「やっぱりコイツらクソだわ」と安心できて安心した(この辺の作りは『犬猿』を思い出した。)
あの展開が無ければ普遍性を帯びて広く共感を呼び、危うく「名作」になってしまうところであった
安い人間を描いた映画は安い映画でなければならない(じゃあ高い人間などいるのだろうか?少なくとも僕は違う。)
クズがクズらしくクズであろうとする足掻きとも思えて感動的ですらある

そういえばおっぱいは出てそうで出てなかった
ホラーで殺される激安な人たちは惜しげもなく出すのに…
ああいう人たちは簡単に放り出すから一目で安い人間だと分かるのか
…とするとおっぱいとは「記号」である
それ無しで安い人間を表現するには140分かかるのかもしれない…
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