落ちたフレンチトースト

ラストタンゴ・イン・パリの落ちたフレンチトーストのレビュー・感想・評価

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)
5.0

ヴィットーリオ・ストラーロのカメラワークが素晴らしすぎる。常に構図が美しい。鏡を使うのがうますぎる。


ち○こを指して、
「これはなに?」
「これはきみのハピネス、きみのハ ペニス」
「ピーナッツ?」

男と女の会話は、途中までフランス語だったのに、気がつくと英語になっていた。

女はとても艶かしい体つきで、本当にエロい。初めに裸になったとき、興奮を禁じ得なかったが、お風呂に入り、男が体を洗っているころには、そのエロさが人間性に溶けていた。女と風呂に入る時、セックスシンボルたる体が、日常の風景に落とし込まれるのはなんなのだろうか。特別なものであるはずのそれが、意味まで洗い落されるようで、怖かったりする。


オチでいっきに好きになった。