かつてのパルコの広告みたい。
というのは石岡瑛子みたい、ということを指すのだけど、この時代のエキゾチックで自由な作風を感じる。
本編とはほとんど関係がないが、「女を買う」という行為に関して、どうにもダサい感じがあるのはなぜか。邦画にありがちなロマンセックスはダサくない。性産業に頼った性欲の解消は、金を介して性欲にまつわる問題を解決する。というのも、ロマンセックスは男女両者が互いを求めているのに対し、性産業的解消は男が財力で性欲と女性の感情とのパワーバランスを是正する働きがあるのではないかと。女の気持ちを金で補填するような。その構造に見られる、感情の補填としての金というものに、ダサさがある気がして。もうひと掘りしないと解明できないけれど、わけわからんのでおしまい。おなかすいた。
