B級ともA級とも言えない微妙な立ち位置のSF作品。
後から出た『アリータ:バトル・エンジェル』に世界観が似てる。
マット・デイモンの捨て身の戦いと、ラストは結構好き。
とはいえ、ラストわかりづらい。
ディストピアとユートピアの対比ってのはわかりやすいんだが、あまりにもそうはならんやろな設定を受け入れられるかどうかが、作品を味わう上ではまず必要で、それがどうも私には合わなかったかな。
ニール・ブロムカンプ監督といえば『第9地区』で、格差社会の風刺を見事に描いていただけに、自ら二番煎じで終わってしまったのがもったいなかった。