ペジオ

アドベンチャーランドへようこそのペジオのレビュー・感想・評価

3.6
モラトリアムな若者が「バイト」という社会の入口で初めて味わうであろう「人生の苦味」
青春という無責任さが容認された期間、知らず知らずの内に誰かに自分の理想を重ね、そこから外れりゃ裏切られたと勝手に傷付く
誰もが遅かれ早かれ通過するであろうこの時期の空気感を抽出しているからか、覚えの無い状況の筈なのにひどく懐かしく感じた
友情、愛と明言するにはまだ成長しきっていない関係性たちが初々しいというか、なんとも甘酸っぱい

僕の場合バイトで出会った人って飛び道具的な個性的な人が多くて、この映画でもビル・ヘイダーとクリステン・ウィグ演じるアドベンチャーランドの園長夫婦が今作がコメディだという事をかろうじて思い出させてくれた

クリステン・スチュアートを初めて可愛いと思いましたよ
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