ねぎおSTOPWAR

攻撃のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

攻撃(1956年製作の映画)
4.1
ロバート・アルドリッチ監督②
今回再鑑賞。

歴史的にはノワールやヌーヴェルヴァーグに組み込まれる監督の、その所以たる作品。
第二次大戦が終わったと言え、冷戦の構図が浮かび上がる朝鮮戦争やベトナム戦争の流れにあるわけで、そんな中このような米軍の内部告発のような映画を撮るんだから反骨精神溢れる方です!

体制に抗う男たちが彼の主題。
主人公コスタ中尉の生き様は凄まじい!ラストの慟哭の表情は映画史に残るのではないでしょうか。
彼の意思が生き続ける描写も大好きです!

ちなみにこれは実話をベースにした舞台の映画化です。
内容を理由に、軍の撮影協力が得られない中、低予算で頑張って撮影されました。そこも反骨!


撮影はジョセフ・バイロックさんで、フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」も担当。「タワーリングインフェルノ」では各賞受賞!