時速300kmで走る“棺桶”に乗り、極限の中命を削って戦うモータースポーツの最高峰F1。1971年の世界選手権を舞台に、激闘の中心にいた二人の対照的な天才ドライバー、ニキ・ラウダとジェームズ・ハントの確執と友情を描く。
心臓の鼓動とシンクロするエンジン音に、すり減っていくタイヤの焦げ付く匂いまで感じられるような臨場感が素晴らしい。
真逆の道を行く二人ですが、目指す栄光は同じ。走る勇気があれば走らない勇気もある。
実話ですが彼らの名前すら知らなかった私はレースの結果も勿論知らず、最初から最後まで手に汗握って楽しめました。
鑑賞後すぐ二人について調べましたが、面白い逸話が沢山あるんですね。ラウダの後半生は突っ込みどころ満載。そして主演のダニエル・ブリュールとクリス・ヘムズワース、本人達の印象そのままで驚きました。