nanaten

マレフィセントのnanatenのネタバレレビュー・内容・結末

マレフィセント(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映像美が素晴らしかった!
途中までわくわくしてとても良かったんだけど、「裏側の物語」と思って観ていたので、フィリップ王子が現代にいるあたり、そして極めつけに姫があっさり起きて「別軸の物語」だったことに気がつきました
原作も好きなので、そこを否定せずに裏側の物語としてギリギリ成立するようにしてくれてもよかったのになと思います
なんだかんだやったのに身を引いてヴィランとして表舞台から消えてしまうマレフィセントが観たかったのかもしれません
けど真実の愛が生まれちゃったんだから眠る理由はなくなり仕方ないのかな

マレフィセントと国王の闇堕ちっぷりを見ていると、人は憎しみにとらわれたら二度と帰ってこれないのかと思っていたので、マレフィセントの変化には本当に救われました
一方で国王が救えない所まで行ってしまったのは悲しいし、物語にはヴィランがどうしても必要であるという皮肉にも見えました 三人の妖精たちも愛を持って姫を育ててほしい 善と悪を併せ持ちどちらにもころべる人間たちのワールドを作りたい(願望)
nanaten

nanaten