すず

デタッチメント 優しい無関心のすずのレビュー・感想・評価

4.0
隠れた良作。こっそりお勧め。日本未公開。


学校崩壊を題材にしているがどちらかというと人との関わりがテーマ。
現在の場面と度々挟まるインタビューのような一人語り、黒板のアート、過去の描写も気になってどんどん引き込まれました〜。

・学校って大変、教師って大変
カウンセラーが生徒に放った言葉もそうだし、慰める男の言葉からもそれが良くわかる。生徒だけじゃなくモンスターペアレントの対応もしなくてはならない。ストレスの負荷は相当なものでしょう。

・人との関わり
人と一定の距離をとるのは優しくも無関心でいること。でも無責任な優しさや優しさを相手が取り違えてしまったら、、、
主人公がそれに気づくある出来事と彼の変化がみられるラストの再会にその答えが。あなたは必要な存在だよ。

重く暗い映画ではあるので万人にお勧めはしないけど、観るなら疲れていない時が良いですよ〜
すず

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